月別アーカイブ: 2021年1月

#3 オスグッド-どこでもできるセルフケア!

オスグッド

どこでも出来るセルフケア

前回のブログで紹介させていただいたセルフチェックはいかがでしたか?

クリア出来ましたか?

太ももの前や後ろの柔軟性があっても、脛骨粗面やお皿の下にある靭帯を押すと痛い方も要注意です。ひどくなる前に、お近くの病院や接骨院などの専門の先生に相談しましょう。

今回は、どこでも出来るセルフケアの方法をご紹介します。

◆大腿四頭筋(太ももの前)のストレッチ

 1、片足を一歩踏み出し、膝関節90度にします。

 2、前の足に体重をかけて、後ろ足の太もも前を伸ばします。

   ※この時に、腰が反りすぎないように注意しましょう。

 〔10秒~15秒伸ばす➡力を抜く〕を3~5回繰り返しましょう。

↑のストレッチに余裕がある人は、膝を曲げて行ってみてください。

 膝を曲げると、太もも前がさらに伸びます。

 踵とお尻がくっつくのが理想ですが、無理をせず伸ばしていきましょう。

◆ハムストリングス(太もも裏)のストレッチ

 1、仰向けになり、足の裏にひっかけます。

 2、膝を伸ばしたままタオルを引っ張って足を上げ、ももの裏を伸ばします。

   ※この時、背中が丸くならないように注意しましょう。

 〔10秒~15秒伸ばす➡力を抜く〕を3~5回繰り返しましょう。

◆内転筋(内もも)のストレッチ

 1、片方の膝を床に付け、もう片方の足は真横に伸ばします。

 2、手は肩の真下につきます。

 3、背中が丸まらないように意識しながら、お尻を後ろに引いて内ももを伸ばします。

 〔10秒~15秒伸ばす➡力を抜く〕を3~5回繰り返しましょう。

今回は、柔軟性を出して痛みを改善・予防する方法をお伝えしました。

柔軟性の低下や痛みは、ストレッチ不足の他にも練習量が多く回復が出来てなかったり、間違ったからだの使い方を繰り返してる場合があります。

痛みの原因はそれぞれ異なる場合があるので、痛みや症状がある方はお近くの病院や接骨院へご相談してみましょう。

#2 オスグットの予防とセルフチェック

前回、オスグッドの原因と症状について書かせていただきました。

今回は、予防とセルフチェックについてお伝えしていきます。

少し復習を...

オスグッドは、脛骨粗面という骨が隆起した部分の痛みが特徴で、大腿四頭筋(太もも前の筋肉)の柔軟性低下をきっかけに、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(お皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面に加わり、炎症を起こしたり、骨が剥がれたりするものでしたね。

痛みが強く、スポーツを休まないといけない子どもも多いです。

骨が剥がれたまま成長し、身長の伸びが止まった後でも痛みが続く場合は、浮き上がった骨片を手術で取り除く場合もあります。

発育期において著しく身長が伸びている時期には、骨の成長に比べ、筋肉や腱の成長・発育が遅くて追いつかないために、相対的に筋肉・腱が緊張した状態になることがあります。

身長が著しく伸びている子どもや、スポーツをしている子どもには、予防手段として簡単なストレッチテストなどで大腿四頭筋(太もも前の筋肉)のやハムストリングス(太もも後ろの筋肉)の柔軟性をチェックしましょう。

◆大腿四頭筋のストレッチテスト

・踵とお尻との距離をはかり、手指4本以上離れる場合は陽性。

◆ハムストリングのストレッチテスト

・股関節90度で膝裏を抱えて膝が伸びたらOK。

  膝が伸びなければ柔軟性の低下と考えられます。

ストレッチテストが大丈夫でも、脛骨粗面やお皿の下にある靭帯を押すと痛い方も要注意なので気を付けてください。

 ※ハムストリングス(太もも後ろの筋肉)は膝を曲げる働きがあります。柔軟性が低下すると、大腿四頭筋(太もも前の筋肉)や膝蓋靭帯(お皿の下の靭帯)に牽引力加わり、脛骨粗面への負担がかかりますので、太ももの前と後ろの両方をチェックしましょう。

 チェックがついた子どもや、現在痛みがない子どもでも、柔軟性低下は色々なケガや痛みにつながります。日頃からウォーミングアップやクールダウン、ストレッチなどを続けるようにしましょう。

当施設では、「セルフコンディショニング」というグループレッスンを設け、子どもたちが自らからだの調子を把握し、セルフケアや自己評価を身に付け、普段の練習から良いコンディションでできるようにからだを整えるためのレッスンを行っています。

日々継続していく中で、子どもたちは自分のからだに興味を持ち、からだの異変に早く気付けるようになっています。

 継続がとても大切ですが、子どもにとっては難しいことなので、その環境を作ることが大事だなと思います。

次回は、実際にセルフコンディショニングで行っているストレッチやセルフケアについてご紹介します。

【参考資料】

 測定と評価(改定・増補版)

#1 ジュニア期に注意しておくべきオスグッドって何?!

膝が痛いお子さん、大丈夫??

お子さんが、「膝が痛い!」と訴えたことはありませんか?また、お子さんが膝の痛みでスポーツを長期にわたってお休みすることありませんか?
 
今回は、子どもに多いケガの一つである『オスグッド』についてご紹介します。
 
オスグッドとは?
オスグッド・シュラッター氏病というもので、小中学生の男子に多い膝のオーバーユース(使い過ぎ)による成長期スポーツ傷害の代表的な疾患です。
特に、サッカーやバスケットボール、バレーボールなど、膝への負担が大きいスポーツでよく見られます。
 
膝のお皿の下あたりには脛骨と呼ばれる太い骨が存在し、前面の脛骨粗面という骨が隆起した部分の痛みが特徴。大腿四頭筋の強い牽引力で、脛骨粗面が炎症を起こし、骨が剥がれたり、骨が異常に盛り上がってきたりするもので、押すと痛みがあり、ランニングやジャンプなどの動作もできなくなってしまうことも多い。

【原因】

オスグッドが発症する脛骨粗面には体重支持や着地衝撃を吸収する役割をしている大腿四頭筋の力を伝える膝蓋靭帯が付着している部位でもあります。

サッカーやバスケットボールなどで膝を伸ばす動きを繰り返し行っていると、大腿四頭筋に膝蓋靱帯を介して付着している脛骨の結着部が強く引っ張られる状態が続き、その際に、骨端軟骨の一部に剥離が起こることで発症します。

そのために生じる大腿四頭筋(太もも前の筋肉)の柔軟性低下をきっかけに、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(お皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面に加わります。成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在していますが、大腿四頭筋による強い牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害され突出して痛みます。

【症状】

ジャンプ動作での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作(サッカー)で起こりやすく、膝の御皿の下にある脛骨粗面に鋭い痛みがあるのが特徴です。

局所の熱感や腫れ、骨性の隆起が見られます。

子どもの骨は、やわらかい骨から硬い骨へと成長する過程にあり、どうしても不安定な状態です。また、骨の成長スピードに対して筋肉や腱の成長が追いつかず、アンバランスな筋骨格構造になっています。

そこに過剰な運動による負荷が加わることで、膝の痛みが起こると考えられています。ほとんどの場合、成長が終わると痛みが治まりますが、無理をすると成長期が終わってからも痛みが残ることがあるので、休息と発症後は適切なケアが必要です。

成長段階に合わせたトレーニングやセルフケアなどがとても大事になってきます。

次回は、 『予防とセルフチェック』についてご紹介します。